ツシマヤマネコの分散飼育

ツシマヤマネコは長崎県対馬にのみ生息する野生のネコ科動物で、平成17年に環境省がまとめた調査結果によると、推定される生息数は80〜110頭で絶滅の危機に瀕しており、国指定天然記念物・国内希少野生動植物種にも指定されています。
このツシマヤマネコの保護増殖の取り組みの一環として、環境省では平成11年より「福岡市動物園」と協力して飼育下での繁殖に取り組み、これまでに20頭が誕生し順調にその数を増やしてきました。しかし、今後も飼育下繁殖を進めていく中で特定の場所のみでの飼育となると、感染症の発生、災害等により多くの個体が失われるとともに、遺伝的多様性が失われてしまうおそれがあります。
そこで、飼育下個体群の危険分散等を目的として、新たに「よこはま動物園 ズーラシア」と「井の頭自然文化園(東京都)」でも飼育を開始することとなり、両園へ平成18年11月19日にツシマヤマネコが来園しました。
| 性別 | 年齢 | 備考 |
| オス | 3才 | 2003.4.7 福岡市動物園生まれ |
| メス | 3才 | 2003.5.5 福岡市動物園生まれ |
(但し、今回両園で受けいれるツシマヤマネコは、人慣れを防止するため非公開となります。 ご了承ください。)
平成19年10月20日(土)からツシマヤマネコ1頭が「日本の山里」エリアで公開されました。
今回公開される個体は、兄弟も多く遺伝的にも今後の繁殖に供する予定のないメスです。皆さんに公開し、ツシマヤマネコをご覧いただくことで、日本の希少種の保護について一緒に考えていくきっかけになればと願っています。
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平成20年6月10日に生息状況撮影用カメラと医療機器を現地の保護活動に取り組む方々に寄贈しました。
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これからも環境省、地元の方々、研究者の方々など官と民が協力して進めている「ツシマヤマネコ保護」事業に参加することで、保護増殖計画の一翼を担うとともに、みなさんへ日本産動物の現状を伝えていく役割も果たしていきたいとズーラシアは考えています。
<ツシマヤマネコの詳しい情報は>
対馬野生生物保護センター
